法人概要Visão geral

建学の精神Espírito da fundação

「学ぶことの大切さ」「多文化共生への理解」「日本との世界の架け橋」

地球の反対側の南米大陸では日本人・日系人を表現する言葉として「Japonês Garantido」(訳日本人日系人なら間違いない=信頼できる)が広く使われおり、移民された日本人の長きにわたる努力によりその子弟の多くは勤勉さと教育程度の高さから、政治、経済界、医者、弁護士など様々な分野で活躍しております。しかしながら、日本国内にいる在日ブラジル人等の多くの外国籍の方々は単純労働者として働き、その子どもたちは適切な教育を受けたくても受けられない現実に直面しており、日本の小学校へ通えばいじめを受ける、中学校へ進学しても中途退学する、その後の子どもの人生は容易に想像出来るものだと思われます。
そこで当学園では、逆境にさらされる外国籍の子どもたち夢と希望を与え、「学ぶことの大切さ」を知り、「多文化共生の重要性」を理解し、そして「日本との世界の架け橋」となることを理念に掲げて当学園を設立するに至りました。

理事長の挨拶Saudações do Presidente

グローバル社会に通ずる人材育成を

日本では、1980年代以降の経済の拡大に伴い、外国人の流入が増加しました。特に1989年に出入国管理法が改正され、日系外国人を中心とする、いわゆるニューカマーを迎え、多文化社会への対応の必要性が加速しています。
在住外国人の増加は、日本社会にさまざまな新しい変化をもたらし、地域社会で一緒に暮らしている外国にルーツをもつ子どもが増加することにより、出産、子育て、教育をめぐるさまざまなライフステージにおいて、既存の施策や制度だけではカバーできない多くの問題が出てきております。
そこでこの度、保育園を所管する自治体上里町と連携し、日本の子どもたちと外国にルーツをもつ子どもたちがそれぞれの言葉や文化に触れ、違いを認め理解するチャンスを幼児の発達段階で与えることで、ボーダレス化しつつある国際社会において必要とされる、バランスのとれた人格の育成を心掛け、日本人の子ども達と分け隔てなく一緒に楽しく過ごせる保育園を、保護者の皆様と保育スタッフ、そして行政機関と共に、一丸となり作っていきたいと考えております。
また、各種学校に於いては、新しい時代の到来に向けて準備すべく、大学進学や海外留学などの実現を通し、多様化が進むグローバル社会に貢献出来るよう、生徒たちに夢と希望を与え、この学園で多くの若者が多様な可能性を開花させ、世界を舞台に活躍する、そのための学校づくりに我々教職員一同、励んでまいる所存です。

学園の歩みHistória da Escola

学校法人ティー・エス学園は、1997 (平成9)年に関東地区では初めて日系ブラジル人の子どもを預かる保育施設として創立されました。現在は日本人の子どもの他8か国以上の外国籍の子どもが通う認可保育園れいんぼー保育園、小学校から高校生までポルトガル語での一貫教育を行う各種学校TSレクレアソン、大学進学コースを設置し学園独自の奨学制度を設けるなど、新たな学校作りを展開しております。

1997(平成9)年2月
認可外保育施設七本木レインボー保育室設立
1998(平成10)年2月
日系ブラジル人子弟の教育施設を開設
2001(平成13)年7月
ブラジル連邦政府の認可を受ける
2004(平成16)年6月
全天候型運動施設の完成 (体育館として活用)
2009(平成21)年7月
埼玉県より学校法人(各種学校)の認可を受ける
(各種学校インスティトゥトエドゥカシオナルTSレクレアソン開設)
2014(平成26)年6月
土地取得に伴い敷地面積の拡大 
2015(平成27)年2月
文部科学省より大学入学資格が認められる
2015(平成27)年10月
認可保育園れいんぼー保育園開設
2017(平成29)年4月
大学進学コースを設置 (大学の指定校提携に伴い)

所在地localização

〒369-0306 埼玉県児玉郡上里町七本木3706−22
最寄駅:神保原駅  お越しの際は車またはバスでお越しください。